フルボ酸について
弊社が十勝地区正規販売代理店をさせていただいている資材『MOOCAL-700』にフルボ酸が入っていることがわかりました!
そこで、フルボ酸を使った農業のメリットについてまとめてみました!
1 .養分の吸収を助ける(キレート作用)
フルボ酸はミネラルや微量元素を「キレート」と呼ばれる形で包み込み、植物が吸収しやすい形 に変えます。
これにより、
● 養分ロスを減らす
● 効率よく栄養を取り込める
というメリットがあります。
2. 土壌改良効果
● 土壌中の微生物の活性化を促進
● 土の団粒構造を改善し、水はけ・通気性アップ
● 塩類集積の軽減(連作障害の予防にも)
3 .植物のストレス耐性を向上
● 高温・乾燥・病害虫への抵抗力を高める
● 根の発育を促進し、地上部も元気に育つ 4 農薬・肥料の効率アップ
● 化学肥料と併用することで、少ない量でも効果が出やすくなる
● 環境への負荷軽減にもつながる
✅どんな農業に向いてる?
● 有機農業/自然農法
● 施設園芸(ビニールハウス)
● 地産地消を意識した「高品質少量栽培」
● 連作障害に悩む畑
● 微生物資材と組み合わせた土づくり
🔍注意点
● 高濃度で使いすぎると逆効果になる場合があるので、適切な希釈と使用量が重要。
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【寒冷地・十勝でのフルボ酸活用の背景】
十勝地方(北海道)は、
● 冬が長く、地温が上がりにくい
● 春先の定植や播種に冷害や根傷みのリスク
● 短い夏を活かして早期成長・収穫の促進が重要
✅活用事例とその効果
1.じゃがいも(ばれいしょ)栽培での導入
● フルボ酸を定植前の土壌に混和 → 土の団粒化・保温性向上
● 結果:初期成育が早まり、茎葉の展開が旺盛に
● さらに、根張りが良くなり、塊茎の肥大もスムーズ
2.にんじん・ビートなど根菜での活用
● フルボ酸を灌水で施用 → 根の直進性が高まり、奇形が減少
● 地下部の発達が促進され、形状・サイズの揃った収穫物が増加
3.ハウス野菜(トマト・ピーマンなど)での活用 ● 雪解け後すぐに栽培開始する施設で、
● 葉面散布で光合成能力アップ
●フルボ酸+アミノ酸肥料の組み合わせでストレス軽減
● 育苗期から使用することで、徒長の抑制や茎の太りを促進
4.雪腐病・根腐れの軽減(麦や豆類)
● 土壌微生物のバランスを整える効果があり、
● 春先の過湿・病原菌繁殖によるトラブルを軽減する報告もあり
✅フルボ酸の「成分量」としての目安(10aあたり) 🌿
❄十勝のような寒冷地でおすすめの成分量
● 土壌改良が目的 → 100g以上/10a(粉末または高濃度液体)
● 作物の初期活着・根張り向上 → 50〜100g/10a(液体での葉面・潅水)
土壌の有機質が少ない畑や砂質の畑、冷えやすい条件下ではやや多めの使用が効果的とされ ます。
⚠使用時の注意点
● 濃度が高い製品ほど、使いすぎ注意(植物にストレス)
● フルボ酸は即効性というより、継続使用で効果が出やすい
● 他の微生物資材や液肥との相性(pHや成分干渉)に注意
🌿簡単にいうと
フルボ酸 : 植物がすぐ使える有機酸 →「液体肥料的な役割」
フミン酸 : 土を変える力が強い →「土壌改良剤的な役割」
より現場向けでの活用方法を知りたい方は、ぜひお問合せください!
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